展覧会情報 ZOU - 日本画 or Not -

京都造形芸術大学大学院 日本画領域の学生23 名による展覧会です。

開催期間
2011年10月4日(火)~10月9日(日)
開館時間
11:00~19:00(※月曜休館・最終日は17:00まで)
開催場所
SPACE A, B
展示内容
京都造形芸術大学日本画絵画
作家名
芸術表現専攻修士1年
石原 園子, 浦川 光鹿, 川田 基寛, 川又 仁奈, 顧 亜婷, 佐久間 彩, 佐藤 栄悟, 田中 脩平, 中村 絵未, 樋口 新, 平岡 朋子, 山﨑 鈴子, 山本 雄教

芸術表現専攻修士2年
岩泉 慧, 勝本 円果, 黒宮 由美, 佐竹 龍蔵, 嶋岡 みどり, 長谷 典枝, 西澤 康子, 前田 和子, 前田 龍一, 百﨑 恭子

『ZOU - 日本画 or Not -』

京都造形芸術大学大学院 日本画領域の学生23 名による展覧会『ZOU』を開催いたします。
是非ご高覧ください。

出品作家
石原 園子  岩泉 慧  浦川 光鹿  勝本 円果  川田 基寛
川又 仁奈  黒宮 由美  顧 亜婷  佐久間 彩  佐竹 龍蔵
佐藤 栄悟  嶋岡 みどり  田中 脩平  長谷 典枝  中村 絵未
西澤 康子  樋口 新  平岡 朋子  前田 和子  前田 龍一
百﨑 恭子   山﨑 鈴子  山本 雄教


 

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京都造形芸術大学大学院 日本画領域に在籍する有志23名による、日本画について考える展覧会です。
わたしの作品は日本画か、否か。」この言葉をキーワードに、出品者の作品を「日本画」と「日本画ではない作品」に分け、対比させるかたちで展示を行います。

日本画という言葉のもつ意味の多様性と曖昧さは、同じ大学の同じアトリエで制作をする私たちにおいても様々な解釈と主張を生み出させます。
各自の作品が何をもって日本画で、何をもって日本画ではないのか。それは技法や素材、モチーフや様式、思想や歴史などから考えられ、最終的には作家一人ひとりの意志によって決定されます。

本展覧会では多様な日本画の姿を見せるわけではなく、多様な日本画学生の姿をとおして、日本画の現在と未来を見つめます。



■イベント  2011 年10 月9 日(日)14:00~ トークイベント「日本画 or Not」
      出品作家が「私の作品は日本画か、否か。」をキーワードにディスカッションを行います。
■twitter  
@ZOU_kuad
■「ZOU」代表 京都造形芸術大学大学院 修士1 年 佐藤 栄悟

 

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会場風景

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石原 園子

京都で過ごす日常風景に自分で作った物語を足して
日本画材料で本画にしました。

岩泉 慧

工業製品から生み出されし異形の影。
その影より現れし光の虚像がもたらすのは秩序か それとも混沌か。

浦川 光鹿

蛸を干物にすると、旨味や栄養分が凝縮され、長期保存が可能になる。
これを京都に来て五年目になる自分に準えて表現した。

勝本 円果

木漏れ日はその日の環境・植物の持つ風合いなどで 多彩な変化を生み出していく。
また、人それぞれの気持ちでもそれらは変化してゆく ものである。
私は木漏れ日のあるその場所を休まるものだと感じており、現在制作において、やわらかな木漏れ日の表現を模索している。

川田 基寛

僕は3年間、ライオンを描いてきた。しかし、僕にとっての ライオンはあくまで画面内の群像劇の中での役者に過ぎず、 それ以上の存在ではなかった。
今回、ライオンを画面に一頭だけ描いたのも、現状を打破し、 今一度、ライオンという存在や概念を見つめなおす必要が あると思ったためである。

川又 仁奈

地球上にある生命、人間は何のために存在しているのだろう。

黒宮 由美

遠い場所に思いをめぐらす。こことは違う何かがある場所。
けれど何度も戻ってきてしまう。
ここでこのまま溶けていく。

顧 亜婷

まだかなわない願いを探したい。
自分は何か欲しいか、 夢の中に探す。

佐久間 彩

集団は時に暴力的で危険を生む存在ですが、同時に
緻密な文明社会を築き上げる美しい存在でもあるという
認識を持ち描きました。

佐竹 龍蔵

『girl』 2011
パネル、高知麻紙、顔料、膠
162.1×162.1cm

二枚一組の作品です。一人の少女を二つの画面に描くことで、人間と世界の関係を表現しました。
左の画面では背景として存在した粒子が、右の画面では少女の頭部へと変容します。
粒子は常に循環していて、その役割を変えながら世界をくまなく構成しています。
互いに影響し合う人と自然について考え、生まれた作品です。

芸術表現専攻修士2年
2009 「Councours des Tableaux」 最優秀賞、'11同賞
     「佐竹龍蔵展」、かるぽーと、高知
2010 「佐竹龍蔵展」、アートスペース虹、京都、'11
     「ART AWARD NEXT #1」 準大賞
2011 「VOCA2011」、上野の森美術館、東京
     「グループ展『脈』」、galery PARC、京都

佐藤 栄悟

人の意識の内にある自我は、成長と共に殺される。
ただ、生きている感覚だけは残したい。それでいいのだろうか。

嶋岡 みどり

植物園の温室に行きこの植物を描きました。
温室の中は息をするのが辛いくらいの温度と湿気で覆われています。
そんな中で育つ植物から力強さと美しさを感じました。
植物の美しさ、また美しいだけではない独特の空気を表現したいと思いました。

田中 脩平

狭い空間にポツンと座っているけれど、別に閉じ込められている訳でもなく、手足を伸ばせばヒョイと外に出て行ける。
絵の中の人物に、ふと外を見てみようと動き出しはじめる気力を込めて描こうと考えた。

長谷 典枝

食虫植物に捕らわれた虫は一度捕まるとなかなか逃れることができない仕組みになっている。
私はこの1年、どこにも行かず家に籠ることが多かった。
修士2回生になって、そんな自分が食虫植物に捕らわれた虫のように思えてきたことから、食虫植物を通して今までの自分の生活・心境を表現している。

中村 絵未

生まれる前の記憶と現在の嗜好はリンクしているのではないか。
夢と無意識の世界が密接な関係を持っているように。
私はつい最近まで殆ど甘いものが食べられなかった。
不思議に思っていたが、母が私の出産前まで大量の甘味を摂取していたという話を聞き、この発想に至った。

西澤 康子

水中に浮かぶ魚たちが好きです。
「浮遊する」ことには、地面からの解放という点で、自由さを感じます。
魚たちを、最初は水族館で眺めていましたが、やがてダイビングで実際に海中に潜り、一緒に泳ぎ始めました。
浮かびたゆたうことの心地よさ、慣れない水中での不安など、海に潜った記憶を、画面に再現できたらと思います。

樋口 新

『我想』 2010
膠、岩絵具、水干絵具、金箔、パステル、
アクリルガッシュ、 石膏、紙粘土、モデリングペースト
181.8×227.3cm

地元の川の滝を描きました。そこでは水の音と鳥の囀りしか なく、目の前の滝と一体になれるような気がした。
滝の音は私には静かな清音に聞こえ、その時この静かなそして美しい滝を描きたいと思い描いた。

芸術表現専攻修士1年
2009 「京都造形芸大学日本画研究室選抜新人作家展 vol.6 画心展」 優秀賞
     「第9回福知山市佐藤太清公募美術展」 入選
2010 「第5回前田青邨記念大賞展」 入選
     「第21回臥龍桜日本画大賞展 入選
     「第42回 日本美術展覧会 日展」 入選

平岡 朋子

祖父の歯科医院にある薬戸棚を描きました。これまで何度も 足を運んだ場所だったのですが、この棚に興味を持ったことは ありませんでした。 しかし、この春立ち寄った時、薬の箱やビン、説明書などが リズミカルに並んでいるように感じ、絵として残そうと考え 描きました。

前田 和子

私はよく動物を描く。それは動物特有のフォルムに惹かれるからだ。
彼らは生きていくうえで必要な進化を遂げてきた。
環境にあわせ、自らの体を変えて。
彼らの形は今、彼らの生きる環境そのものを表している。
これからも進化し変化し続ける彼らを私は描き続けたいと思う。

前田 龍一

窓を描いていますが私は窓そのものが描きたいわけではなく
窓を媒体に外見からは分からない人の心の奥底にめばえる
感情、記憶内面世界を描こうと思いました。

百﨑 恭子

一つの想いが続いていくイメージで、全て同じ形の花びらで 道を描きました。
一途であることの純粋でひたむきな強さと、そうであるために 盲目的で他を見失う弱さをこめて。

山﨑 鈴子

『夜想曲』 2011
高知麻紙 岩絵具 墨
91.0 ×72.7cm

今年、未曽有の災害が起き、多くの人が悲しみに打ちひしがれ、また生きていることの喜びを改めて感じただろう。
私は両義性の象徴として「花びら」を描き、生きる喜びと同時に計り知れない悲しみがあることを表現しました。

芸術表現専攻博士1年
2010 「美術学生展覧会 in NY 2010」 ISE Cultural Foundation (以後2011)
     「第8回雪舟の里総社市墨彩画公募展2010」 入選
     「第20回臥龍桜日本画大賞展」 入選
2011 「第66回春の院展」 初入選
     「第15回新生展」 畑中賞

山本 雄教

『system』 2010
巻段ボール、クラフトペーパー、
墨、岩絵具、水干絵具
180.0×222.0cm

広大な自然のスケールに圧倒されることがありますが、
そのスケールというのはあくまでも自分という一人の
人間から見た主観でしかないかもしれません。
そんなことを考えていると、傍らに落ちている揉み紙の
途中のぐしゃぐしゃにした和紙の表面が、大きな山並み
のように見えました。

芸術表現専攻修士1年
2010年 「成安造形大学 卒業制作展」 日本画賞
      「個展 -連続していく対象- 」 ギャラリーはねうさぎ、京都
      「個展 -米騒動- 」 成安造形大学コンテンポラリーギャラリー、滋賀
2011年 「個展 -どこへ行く- 」、ぎゃらりーはねうさぎ、京都
      「個展 -し・てん- 」、galery PARC、京都

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