展覧会情報 現代美術インディペンデントCASO展 2004

Independent CASO exhibition 2004
現代美術インディペンデントCASO展2004

このたび弊ギャラリーでは、6月30日から7月25日にかけて、毎年恒例になりましたギャラリー独自企画の公募展「現代美術インディペンデントCASO展」を開催いたします。

開催期間
前期 2004年6月30日(水) ~ 7月11日(日)
後期 2004年7月14日(水) ~ 7月25日(日)
開館時間
11:00~19:00 (各期最終日は17:00まで)
開催場所
SPACE A, B, C, D
展示内容
インスタレーション現代美術インディペンデントCASO展立体絵画
作家名
前期作家

平石智充、西野和利、
庄司ゆうこ・古屋ひとみ、西頭真美子、
山室淳平・榊原正伸・三科琢美・西垣聡、
奥村江里子、和久井智洋、竹原潤一、
岡田克彦、黒木康平・北野慎介


後期作家

菊池拓児、井垣明子、辰巳義隆、
河西季之、野口リサ、三村亘、
西村依子・笹倉洋平、平瀬恵子、
妹尾奈津子、西村のんき、宮内真美、
岡本才智栄、吉川舞、にしもとひろこ、
鎮裕覚理・多田好美、マリアーネ
 既成のあらゆる権威や名声、アカデミズムや商業主義の勢力に対峙して、芸術表現の自由と独立を高らかにうたった第1回「アンデパンダン展」は1884年パリで開催されました。そこに集まったメンバーはあらゆる美術組織やグループから独立した一人の人間として表現活動を行う画家、彫刻家などです。このアンデパンダン精神は、戦後の日本の美術界にも伝播し「日本アンデパンダン展」(1947~現在)、「読売アンデパンダン展」(1949~1963)、「京都アンデパンダン展」(1955~1990)などの発足につながっています。

 2000年9月にオープンした民間最大規模の現代美術スペース「海岸通ギャラリー・CASO」は開館して3年余り、関西を中心とした内外の美術作家の展示紹介を積み重ねて、徐々に関西の現代美術シーンをリードしつつあります。

 こうした活動をさらに推し進めるため、誰でも自由に参加でき、無審査で受賞制度のない「アンデパンダン展」の精神を、この21世紀に新たな形で蘇らせたいと考え、2002年に第1回「現代美術インディペンデントCASO展」を開催し、好評を博しました。今回は、その第3回展にあたります。
 現代美術の可能性を信じ、それを志向する多くのアーティストに参加していただければと思います。


■主催 現代美術 インディペンデント CASO展実行委員会
■後援 大阪府、大阪市、朝日新聞社


過去の展示






展示風景

前期  2004年6月30日(水) ~ 7月11日(日)

20040630-A.jpg SPACE A

20040630-B.jpg SPACE B

20040630-C.jpg SPACE C




後期  2003年7月15日(火)~7月27日(日)

20040714-A.jpg SPACE A

20040714-B.jpg SPACE B

20040714-C.jpg SPACE C

前期作家

和久井智洋 Tomohiro WAKUI

1980 奈良県生まれ
2004 大阪芸術大学美術学科卒業


私の作品の元となっているのは、新聞や雑誌の切り抜き、衣服その他いろいろごく普通に今の自分の生活にありふれたものたちです。
これらを絵画にコラージュし、作品の一部にしていくという作業に非常に楽しみを感じます。
絵画的な空間とコラージュされた現実的な空間から感じるものを自分の経験や記憶、その時の心境などを通してイメージを刺激するような作品を作りたいと思い制作しています。

岡田克彦 Katsuhiko OKADA

1943 大阪に生まれる
1969 彫刻家安部一夫氏に師事する
1978 寝屋川市立福祉センターの講師となる
1986 寝屋川市の嘱託講師となる

1973 師匠と二人展
1999 オークビル市美術展(カナダ)に出品
2002 第9回木彫フォークアート・おおや入選


 木のぬくもりに挑戦!
 心に響く作品を創り続けたい。

庄司ゆうこ Yuko SHOJI
古屋ひとみ Hitomi FURUYA

絵画に向かう二つの視線。


庄司ゆうこ略歴

1973 岐阜県に生まれる
1992 大阪府立港南高校 造形科卒業
1997 京都精華大学美術学部 造形学科卒業

1996 二人展 (ギャラリー射手座、京都)
2001 庄司ゆうこ展 (ギャラリーOu、大阪)
2003 庄司ゆうこ展 (ギャラリーDen、大阪)


古屋ひとみ略歴

1973 大阪府に生まれる
1992 大阪府立港南高校 造形科卒業
1996 大阪芸術大学卒業

2001  グループ展(海岸通ギャラリーCASO、大阪)


(下左)庄司ゆうこ作品、(下右)古屋ひとみ作品

平石智光 Tomoatsu HIRAISHI

1976 広島県生まれ
1998 4人展 (ギャラリーRAKU、京都)
1999 京都造形大学洋画コース 卒業
 〃 個 展 (ギャラリーMARONIE、京都)
 〃 個 展 (御殿山美術センター、大阪)
2000 個 展 (ギャラリーMARONIE、京都)
2001 個 展 (御殿山美術センター、大阪)
2003 個 展 (ギャラリーMARONIE、京都)


「蝮とナンバンハコベ」「トウキョウダルマガエルと山百合」
「リュウキュウアサギ」「リュウキュウアサギ(ドローイング)」

 私は私がこれまで残した記録、もしくは記憶を私自身の頭の中でバラバラ解体し、新規に考えた形とリミックスするという手法で作品を描き出している。
結果生まれてくるものが具象画なのか抽象画なのかわからないが、最終的に観客が美しいと感じられるように努め製作した。

竹原潤一 Junichi TAKEHARA

1973 生まれ
1997 多摩美術大学卒業
1999 多摩美術大学大学院修了

1995 PARCO URBANART Alternative 展 (PARCO/東京)
1996 Noise Installation (大手町/東京)
1997 多摩美術大学卒業制作展 (青山スパイラル/東京)
2001  Portrait Drawings (CASO/大阪)
2001 Damage (Yume Arts House Gallery/Perth/Australlia)
2003 God Don't Make No Junk (our spot/Sydney/australlia)
2003 Silence Kit (Space3/Sydney/Australlia)
2003 Toys (Knot Gallery/Sydney/Australlia)
2004 すぱいらる (ギャラリーすぎもと/東京)
2004 bonnie 'prince' billiy Live@Zink (Zink/神戸)
2004 Zink 4th anniversary (Zink/神戸)


部屋というのは、いろんな物が持ち込まれて一つの世界・空間を作り出しているから面白い。
今まで関係の無かったものまでが関係を持ち始めて・・・何か、物事の成り立ちのようで。

山室淳平 Junpei YAMAMURO
榊原正修 Masanobu SAKAKIBARA
三科琢美 Takumi MISHINA
西垣聡 Satoshi NISHIGAKI

私達が作る作品は、それは傲慢である。諦めである。プライドである。コンプレックスである。
 自己嫌悪である。虚無である。不信感である。閉塞感である。憧れである。暇つぶしである。
 孤独である。愛欲である。混乱である。トラウマである。緊張である。笑いである。本能である。
 勘違いである。嫉妬心である。羞恥心である。遊び心である。昇華である。希望である。
 ゆめである。積み重ねである。現在である。


山室 淳平  ヤマムロ ジュンペイ
1980 福岡県北九州市生まれ
2000 金沢美術工芸大学油画専攻入学
2001 武蔵野美大芸術祭企画 交流展出品
2002 グループ展 金沢微宴ナーレ「個コラージュ生活」
2003 トリエンナーレ2003公募 神通峡美術展 奨励賞
2004 「榊原正修・山室淳平二人展」(金沢読売会館ギャラリー兼六園)
    卒業制作「宇宙の神様」金沢市買い上げ
    平成15年度金沢美術工芸大学油画専攻卒業生有志展「22ch」 (石川県立音楽堂交流ホール)
    現 同大学大学院修士1年


榊原 正修  サカキバラ マサノブ
1981 北海道北見市生まれ
2000 金沢美術工芸大学入学
2003 北海道出身者有志展「N45°」(金沢)
2004 「榊原正修・山室淳平 二人展」(金沢読売会館ギャラリー兼六園)
    平成15年度金沢美術工芸大学油画専攻卒業生有志展「22ch」 (石川県立音楽堂交流ホール)
    油画専攻同級生有志六人展「ロク展」(金沢)


三科 琢美  ミシナ タクミ
1981 愛知県知多半島生まれ
2002 金沢美術工芸大学入学
   「GEISAI-2」出展
2003 「GEISAI-3」出展
   銀座Pepper's Loft Gallary コミュニケーションアート展「Reading」出展
   「GEISAIミュージアム」出展


西垣 聡  ニシガキ サトシ
1980 岐阜県生まれ
1999 私立鶯谷高等学校 卒業
2000 金沢美術工芸大学 入学
2004 同大学 卒業

西野和利 Kazutoshi NISHINO

成安造形短期大学 専攻科 洋画コース卒業


「風景」

 飛び交う光、夜が夜じゃない世界。
 そこにいるということ。

奥村江里子 Eriko OKUMURA

1979 兵庫県生まれ
2002 京都市立芸術大学 美術学部美術科卒業
2004 京都市立芸術大学 大学院美術研究科中退

1998 第8回絵のまち尾道四季展(尾道、広島)
2002 京展2002 (京都市美術館、京都)
2003 第47回宝塚市展(ソリオホール、宝塚、兵庫)


 現実感の無い現実から遠ざかってしまいそうな恐怖感がある。だからわたしは作品を作るのかもしれない。わたしにとって「死んでない世界」である芸術によって、世の中と共鳴したいから。
 作品テーマは「彼女の世界にいるわたし」。
 絵の中の自分を「わたし」としてではなく、はるかに遠い存在の「彼女」としてとらえている。わたしが世の中で一番理解できない「彼女」を、作品づくりを通して知りたいと思う。
 ようこそ、「彼女」の世界へ。

西頭真美子 Mamiko NISHITOU

2004 大阪芸術大学大学院二回生


「燈心草(アスパラガス)」
 私にとって一番身近に存在する植物である野菜を、近視眼的に観察しながらスケッチをする。小さな野菜の中に様々なかたちや色の変化があり、私はいつも、そこから作品の発想を得る。野菜の持つ繊細なかたちと色の世界が大自然に繋がっている様に思える。
 布に染料を染み込ませていく毎に野菜が大きな空間へと変化していく事を願って、作品を制作している。

黒木康平 Kouhei KUROKI
北野慎介 Shinsuke KITANO

黒木康平

2001 京都芸術短期大学卒業
2002 二科展準入選
2003 CLEAN BROTHERS 清掃プロジェクト クリーン・アーティスツ・プロジェクト後期参加

2000 個展(ライブ・ペインティング) (club METRO、京都)
2001 個展(ライブ・ペインティング) (WIRED BAR、神戸)
   個展(ライブ・ペインティング) (club woopees、京都)


人物画を描こうとして写実的あるいは抽象的に描くのではなく、あくまでその人物のイメージが先行してできた人物画。


北野慎介

2004 大阪芸術大学卒業
   CLEAN BROTHERS 清掃プロジェクト
   メッシュキャップデザイン/帽子屋、神戸

2001 個展(ライブ・ペインティング) (WIRED BAR、神戸)
   個展(ライブ・ペインティング) (club woopees、京都)
2002 個展(ライブ・ペインティング) (BAR PAO、大阪)


グラフィティとしての良線の追求。BuoNEの文字を使い、独自のシルエットを生み出すこと。

(下左)黒木康平作品、(下右)北野慎介作品

-

あくせく働いているように見える働きアリも、実はその中の2割は、働かず他のアリの邪魔ばかりしているやつがいるらしい。

しかしその2割のアリを取り除いてみると、残りの8割の中からまた2割、邪魔するやつが出てくるらしい。

ごく一部だけを見ると、邪魔ばかりしているように見える行動も、全体的に見れば、働きアリが働きアリとして機能するために、必要な「役割」なのだろう。

後期作家

三村亘 Wataru MIMURA

福岡市在住

1995 日本CGグランプリ/優秀賞
1997 別府現代絵画展/優秀賞
   浅井忠記念賞展
   昭和シェル石油現代美術賞展
1998 '98ABC美術コンクール/優秀賞
   春日水彩画展/優秀賞(2000以降毎年)
   個展(由布院空想の森美術館、大分)
1999 花の美術大賞展/スポンサー賞(2000以降毎年)
   第5回ACT大賞展/佳作
   個展(JR由布院駅アートホール)
2000 大阪ビジョン21/銅賞
   現代日本美術展/賞候補
2002 現代日本絵画展/佳作
   風の芸術大賞展/賞候補
2003  インディペンデントCASO展(CASO、大阪)


 不思議な形体が作り出す一つの世界。
 自然発生したくねくねした形態。それらを取り巻く環境を表現したもの。
 最近は日本の粋さなども取り入れ、まじめに滑稽なものを用いて一つの世界観を表現しております。

河西季之 Toshiyuki KAWANISHI

1965 生まれ
1988 大阪芸術大学美術学科卒業


「CUBES 04.6.18」

 確かなことは何だろう?銀河の一粒にもどることか?一粒がくっついたり、離れたりする間に僕らは開き意識する。
 意識は何処へ行くのだろう?記憶のどこかで触っている多次元。
 それを紙と光で表現したいと思っています。

辰巳義隆 Yoshitaka TATSUMI

1950 生まれ
1972 大阪芸術大学 絵画専攻卒業
1973~ 新象展に出品

1976~1998 画廊みやざき
1998~ 信濃橋画廊
    位置展(姫路市立美術館)、
    GOODART(京都市美術館)


 絵を描くことは文化であり、人間が表現しうるすばらしい行為だと思います。
 それぞれの生きるスペースがありますが、自然という大きな時間の流れの中では、あまりにも短い。
 人間に与えられた限りある時間とスペースの中で、何を感じ、今現在を生きている証をいかに表現しうるかと。
 いつも試行錯誤しながら、生命の素晴らしさを永遠のテーマに制作しています。

西村のんき Nonki NISHIMURA

1957 大阪に生まれる
1981 大阪教育大学美術科卒業
1981 個展(靭ギャラリー、大阪)
2000 個展 (ギャラリーマロニエ、京都)
2002 個展(ギャラリィK、東京)
   SJP大阪国際美術展2002、大阪SJP賞 (大阪府立現代美術センター)
2003 NOU21世紀美術連立展(東京都立美術館)


「REQUIEM」
 世の中に存在するすべてのものに魂は宿る。ときとして、魂は乱れ怒る。
 またあるときは、和み悲しみそして笑う。
 描くこと作ることは、すべての魂の調和を考えること。魂鎮めの儀式である。
 世の中が騒がしく人の心が乱れる中、ここ大阪の港から世界に向かってREQUIEMを奏でる。
 東の端に住むちっぽけなアーティストが瞑想する世界です。

菊地拓児 Takuji KIKUCHI

1999 手稲鉱山跡写真展/札幌
   1999若者たちの炭坑/北海道各地巡回
   AZUMA組野外展/北海道東川町
   写真展「廃PRESSURE」/札幌
   心象画展「落ちる果実」/札幌
   Mikasa Modern Art Museum オープニング展示/北海道三笠市
2000 若者たちの炭坑/札幌
   AZUMA組野外展・アンデパンダン展/北海道東川町
2001 三岸好太郎・節子賞展/札幌
   心象画展「生き糧」/札幌
   写真展「Coaling」/札幌
   Gallery9石田常設展示/北海道北広島市
   AZUMA組野外展 /北海道東川町
2002 ギャラリー市田企画展アフガンチャリティ展 /札幌
2003 心象画展「遊星ホープ」/東京表参道
   心象画展「伽歌」/京都


「雪盲」

 視界が白ばみ
 良好だった未来の
 恍惚は遠のく

 過ぎゆく痛点
 どうしたっていう
 すがる平凡
 どうしたっていう

 半分の想いを、祈りを
 掘り出すばかり・・・
 雪が覆った醜い炎症を
 いつまでも見ていた

西村依子 Yoriko NISHIMURA

西村依子
2002.9 個展 (cafe saatchi)
2003.4 「photo montage exhibition 2003」出展(gallery ART GUILD、東京)
2003.7 グループ展「L'impression d'eau~水の印象~」(stork gallery、神戸)
2003.11 第2回アミューズアーティストオーディション ブース出展 (新風館、京都)
現在we design std.を立ち上げ、阪神間を中心に作品制作のほか、
広告・イベント・建築撮影及びデザイン制作等を手がける。


「oasis」

 幾年幾月を経て自然に創られ存在し、誰にも気にとめられることなく、放置されていた。
 光に反射することで輝きや透明感を放ち、一瞬だけの美しさを見せる。
 それは、目には見えない広がりを持つ、不思議なoasisだった。

笹倉洋平 Youhei SASAKURA

笹倉洋平
1977 千葉県柏市生まれ
1999 TURNER ACRYL AWARD 1999 作品展
2000 TURNER ACRYL AWARD 2000 作品展
2001.3 関西大学工学部建築学科卒
2001.5 個展 ”荻窪DUB” (Rinky Dink Gallery)
2001.7 個展 ”communication”展 (Design Festa Gallery)
2003.11 第2回アミューズアーティストオーディション ブース出展(新風館、京都)


「It's only in my dream」

 眠れない。
 様々な想いがめぐる。
 暑く、何もしたくない。
 焦り、慌てる。
 頭の中身がぐにゃりと溶け、こぼれ出し、
 手で掬い上げ押し戻す。
 どんどん柔らかくなり、遂には水のようになる。
 手をするりと通り抜け、その滴が床に触れた瞬間、
 世界が消えた。

妹尾奈津子 Natsuko SEO

大阪芸術大学 卒業


 普段の生活の中で音楽を聴いたり、映画を見て感動するように絵画を感じてくれたらよいと思う。
 絵を見て笑ったり、悲しくなったり、それで良いのだと思う。
 描く側の頭がやわらかくなれば、見てくれる人の目もやわらかくなるのではという期待を込めて描きます。見てくれる人の心が少しでも和んでくれますように。「感じる」ことが伝わりますように。

にしもと ひろこ Hiroko NISHIMOTO

1982 大阪府堺市生まれ
   大阪市立工芸高校卒業
2002 第2回アジアデザインコンペ入選
2003 spoon主催「小さな小さな大展覧会」出展(平和紙業ペーパーボイスギャラリー、大阪)
   個展(喫茶店"サラン"、京都)
   個展(dining&bar"SEAGULL"、京都)
2004 京都造形芸術大学 情報デザイン学科4回生


「日常用梱包紙(明日のための今日のうた)」

「現実」としての日常
「夢」のような、奇跡的に感じる、すべての非現実的なもの
その対極にある存在は常に隣り合わせにあり、入り混じり、あらゆるものを取り巻いている。
全てのものに対し、その「取り巻く」という行為を自覚し、行うことで、幼少の頃、観るもの、聴くもの、感じるもの全てに無限の可能性を感じていたように、そこにある可能性を最大限に増やすことができるのではないだろうか。
無機質的な行きざまから逸脱できるように

吉川舞 Mai YOSHIKAWA

1981 兵庫県生まれ
2001 嵯峨美術短期大学 美術学科版画科卒業
2003 成安造形大学 造形美術科洋画科3年次編入卒業

2002 第27回大学版画展 (町田市立国際版画美術館/東京)
    インディペンデントCASO展-後期- (海岸通ギャラリーCASO/大阪)
   「ART COM 2002」 (けいはんな記念公園<水景園>/京都)
2003 第28回大学版画展 (町田市立国際版画美術館/東京)
   「まひるすこしすぎ」(ギャラリーココ/京都)
   第7回成安造形大学卒業制作展 seian 2003 in 大津(大津市歴史博物館、滋賀県)


 写真や風景をみていたらなにやら不思議な形に見えてくる。
 それは意識して見えている物なのか?幼い頃から、今までいや最近でも見えていた物が見えなくなっていたりする。日々生きている中で覚えている事や好きな事は変わらないと思っていたが物凄い速さ・あるいは物凄く遅くも変化しつづけているように思える。
 そんな変化の中で何が大切で何が大切でないのか・何が見えてて見えないのか。幼い頃の思い出や不確かな記憶を辿って、自分自身を確かめたいと思います。

岡本才智栄 Sachie OKAMOTO

2002,2003 倉敷芸術科学大学 福本教室選抜展 出品
2002 ヤノベゼミ「コンテナプロジェクト」参加
2003 倉敷芸術科学大学 卒業
    インディペンデントCASO展(CASO、大阪)
現在 倉敷芸術科学大学 大学院 在学


 当たり前になっている毎日の生活風景をちょっと違う角度から眺めてみる。
自分のからだと対話しながら一日を過ごしてみる。
 そういう姿勢で接したものから私が感じた心地よさが、見る人にも伝わっていく絵画を目指しています。

宮内眞美 Mami MIYAUCHI

1965 大阪生まれ
2003 京都造形芸術大学 通信教育部洋画コース卒業
    広島アンデパンダン展出展
2004 科目履修生


 ひとは言葉を交わして、分かり合おうとする。
 しかし、言葉にできない想いというものを誰もが抱えているのではないだろうか。ひととしゃべっていても、言葉と言葉の間にある、すきま、気配みたいなものを感じることがある。
 本当のことは、はっきりとしたもの(形)ではなくて、そういった場所に見え隠れしていることが多いと感じる。
 わたしが描きたいものは、目や耳に直接、見えたり聞こえたりしなくても確かにそこにある「気配」や「にほひ」である。

井垣明子 Akiko IGAKI

1981 大阪生まれ
   3歳から14歳までバイオリンを、11歳から15歳までピアノを、
   13歳から18歳までクラリネットを学ぶ。
   2002年より、即興音楽を含むライブパフォーマンスなどを行う。
   現在京都造形芸術大学情報デザイン学科4回生

2003.6 個展「眠れない羊の理由」(GALLERY RAKU、京都)
2003.11 展覧会「Spair Sound Orchestra」(瓜生山祭内、京都造形芸大)
2004.3~4 「BGM. BGV.」(KYOTO ART ANNUAL(後期))
2004.6 個展「日常のための協奏曲」(GALLERY RAKU、京都)


「LESSON」

 日夜流されつづけるラジオ教育番組と、たましにか確認されないが、後ろの「情報」を流し続けるサイドミラー。垂れ流され続ける情報。そしてどこか少し歪んだ真実。
 この作品は、日常の中の「ゆがみ」と、情報の需要と流出の間に生まれる矛盾を表現したビデオ作品である。

鎮裕覚理 Yukari SHIZUMI

鎮 裕覚理
2003 京都造形芸術大学 美術工芸学部彫刻コース 卒業
   野外彫刻展(京阪奈水景園、京都)
   クリーン・アーティスツ・プロジェクト参加


 わたしはにおいというものにとても魅かれます。
 それはにおいがたくさんの行動を左右するからだと思います。
 そこにあるいろいろな事を探る行為はとても大切なものであると感じています。

多田好美 Yoshimi TADA

多田 好美
1998 成安造形短期大学服飾芸術コース卒業
1999 エスペランザ靴学院卒業
2003 個展(カフェギャラリープレート)
    個展(ぎゃらりかのこ、大阪)
2004 グループ展(画廊編、大阪)


「目出る 履でる」

靴は履かれるもの。履かれない時には見向きもされない。そんな靴にも愛でる楽しさを。

マリアーネ Mariane

1982 父親の転勤先のブラジルに生まれる
    本名は別だが、マリアーネという名をもらう
2000 二人展(SUMISO、大阪)
2003 京都嵯峨芸術短期大学部イラストレーション科卒業
    クリーン・アーティスツ・プロジェクト参加
    個展(ギャラリーnymphs、大阪)


 タブローを中心に活動。
 モチーフはペニスなどの性器と、そこから発展する自分の体の感覚に向き合って制作しています。
 素直に生きたいです。

平瀬恵子 Keiko HIRASE

1981 徳島県生まれ
2002 全国大学版画展(東京)
2003  現代美術インディペンデントCASO展(大阪)
   全国大学版画展(東京)
2004 大阪芸術大学卒業制作選抜展/学科賞(大阪)


≪LIFE is ‥≫

 人生は人それぞれ、ひとつの答えを出すのは難しいです。
 私の作品を通して、鑑賞者のみなさんが自身と向かい合えるきっかけになってほしいという願いで制作しました。
 シルクスクリーンを用いたシンプルな表現ですが、その余白にみなさんの答えをあてはめて貰えたら幸いです。

野口リサ Risa NOGUCHI

1981 大阪生まれ
2002  インディペンデントCASO展(CASO、大阪)
2003  インディペンデントCASO展(CASO、大阪)
2004 大阪芸術大学美術学科卒業


「存在の定義 Ⅲ ――絵画――」
 物理的に作り出されたものは、ほんの一瞬でも事実として存在し得るであろう。
 その中で絵画は、比較的長く事実としてそこに在る。意識しなくても、目に留まらなくても。

「存在の定義 Ⅴ――絵画の存在の定義 から 存在の意義へ――」
 絵画の存在の定義を探る事は、絵画の存在の意義を探ることに自ずと繋がる。
 意義は、定義よりも遥かに千差万別である。私が見いだし育てるものはいくつだろうか。

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