展覧会情報 Under Trial 2

芸術に思いを馳せる時、常にその歴史に即した理論的な問題が現出し、ここ50年間の芸術でさえそのような状況のもとで語られ、現実味の欠けた机上論的な展開がなされています。そのこと自体は責められることではなく、その事実の中に身をおいていることを自覚した上で今の芸術を視覚し、語る必要があるでしょう。
俗に言う「人間の生活に芸術が必要か?」という言葉も、芸術を考える上で一見重要な言葉のように感じます。しかし、そこでは「人間の生活」と「芸術」が別物のように用いられ、「必要か?」という問いは「必要」と「不必要」の二者選択を問題にしてしまっています。
人間が存在すれば芸術は在り、生活があれば芸術が在ります。言葉の背後に含む矛盾によって、言い換えれば言葉の持ついろいろな意味をある単一の意味と仮定したものでしか語られていないことによって、より芸術を難解な対象のように扱ってしまっています。
芸術そのものを蔑ろにしたこの種の言葉は「人間の生活」に氾濫しています。概して、美術雑誌や新聞各紙の文化面の、美術評論家やアートコーディネーターとよばれる諸氏のお手盛り記事、案内記事の世界には、芸術に対する何ものも感じ得ないのはその一端です。端的に言えば、「芸術は在る」という事実だけです。

「Under Trial」は芸術の表現方法を前面に出すのではなく、深い意味での芸術の「行い」「業」あるいは「自問自答の繰り返しの作業」をそのまま見せようとすることを目的にしております。
参加作家の興味深い日常の「人間の生活」を、ぜひ垣間見てください。
  (企画者)


主体事業者  海岸通ギャラリー・CASO
企画・作家選定 ギャラリーヤマグチ

開催期間
2004年6月9日(水)~6月20日(日) 会期中無休
開館時間
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
開催場所
SPACE A, B, C, D
展示内容
Under_Trialインスタレーションギャラリーヤマグチ映像立体絵画
作家名
英裕 HANABUSA Yu
室千草 MURO Chigusa
南野佳英 NANNO Yoshie
原游 HARA Yu
山内麻起子 YAMAUCHI Makiko
マスジョ Masujo
深幸治 FUKA Kouji
レセプション 
 2004年6月12日(土) 18:00~

関連企画
 現代美術に関するレクチャー・尾崎信一郎氏(京都国立近代美術館 主任研究官)
 「コレクションと反コレクション」
 2004年6月12日(土) 16:00~18:00


040609_under_trial-2.jpg

040609_under_trial-3.jpg

040609_under_trial-1.jpg



南野佳英 NANNO Yoshie

 1969 神戸市生まれ
 1994 京都市立芸術大学 美術学部彫刻科 卒業
 1996 Visva-Bharati 芸術学部彫刻コース、シャンティニケタン(インド) 留学

 2001 個展「|○の方向からみている」 SUMISO、大阪
 2002 個展「Voice says in a dream」 ギャラリー16、京都

040609_under_trial-nanno2-040618.jpg

040609_under_trial-nanno1.jpg 6月11日

040609_under_trial-nanno3-040618.jpg 6月18日



英裕 HANABUSA Yu

 1973 京都府生まれ
 1996 Royal College of Art、ロンドン(英国) ファッション・テキスタイル科に交換留学
 1998 京都市立芸術大学大学院 美術研究科絵画専攻油画修了
 2004 9月より文化庁の新進芸術家海外留学制度によりチェンマイ(タイ)に1年間滞在予定

 2002 「Project N」(その10) 東京オペラシティアートギャラリー、東京
 2003 「VOCA展2003-新しい平面の作家たち」 上野の森美術館、東京
 2004 6月15日~7月4日 個展「裸婦」 ギャラリーTAF、京都

040609_under_trial-hanabusa1.jpg
英裕 HANABUSA Yu
ワクワクの木ミクストgo-go-BARのシリーズ

040609_under_trial-hanabusa2.jpg
英裕 HANABUSA Yu
ワクワクの木ミクストgo-go-BARのシリーズ

040609_under_trial-hanabusa3.jpg
英裕 HANABUSA Yu
ワクワクの木ミクストgo-go-BARのシリーズ



原游 HARA Yu

 1976 東京都生まれ
 2001 東京藝術大学美術学部絵画専攻 大学院修士課程修了

 2003 個展 ギャラリー21+葉、東京
     「変換≒TRANSLATION」 東高津こどもセンター、東京
     「宮脇愛子「うつろひ」をめぐる若手アーティストたち カスヤの森現代美術館、横須賀
 2004 JRタワーアート計画2004
        「ちいさな私のおにわ展」floating garden(原游+加藤チカ) JRタワー、札幌


040609_under_trial-hara1.jpg

040609_under_trial-hara2.jpg

040609_under_trial-hara3.jpg



深幸治 FUKA Kouji

 1973 兵庫県明石市生まれ
 1998 金沢美術工芸大学 絵画専攻油絵卒業

 1998 「画廊の視点'98」 大阪府立現代美術センター、大阪
 2000 個展 ギャラリー白、大阪
 2002 「第7回『風の芸術展』トリエンナーレ枕崎」 (準大賞)、鹿児島
 2003 個展 シティギャラリー、大阪
 2004 「とよた美術展'04」(優秀賞) 豊田市美術館、愛知


タイトル  「生物」

040609_under_trial-fuka1.jpg

040609_under_trial-fuka2.jpg

040609_under_trial-fuka3.jpg



マスジョ Masujo

 1976 鳥取県生まれ
 2003 京都市立芸術大学大学院 美術研究科絵画専攻油画修了

 2002 「京展」 京都市美術館、京都
 2003 個展 アートスペース虹、京都
     「4Rooms」 鳥取県立博物館、鳥取


タイトル 「イナバノシロウサギ」

040609_under_trial-masujo1.jpg

040609_under_trial-masujo2.jpg

040609_under_trial-masujo3.jpg



室千草 MURO Chigusa

 1973 京都府生まれ 
 1996 大阪芸術大学 芸術学部芸術計画学科 卒業 

 2003 個展「Telepathy」 ギャラリーそわか、京都 
 2003 "w cieniu Eliwy i na ostrzu miecza. Wspollczesna sztuka japonii"
     (梅花の陰と刀の刃の先で、日本の現代美術)
         Arsenal Gallery, ポズナン(ポーランド)ワルシャワへ巡回
 2004 "Tokyo-Newyork" INNER SPACES MUSEUM, Poznan(Poland)


タイトル 「地上にうまれたら何があるの?」

040609_under_trial-muro1.jpg

040609_under_trial-muro2.jpg



山内麻起子 YAMAUCHI Makiko

 1977 京都市生まれ
 2000 嵯峨美術短期大学 専攻科三次元表現コース卒業
 2002 京都嵯峨芸術大学 彫刻コース助手勤務中

 2003 個展 ギャラリー16、京都
 2004 「京都府美術工芸新鋭選抜展」 京都文化博物館、京都


タイトル 「feel for place」

040609_under_trial-yamauchi1.jpg

040609_under_trial-yamauchi2.jpg

040609_under_trial-yamauchi3.jpg


Back

PAGE TOP