展覧会情報 椎原保+藤枝守+井上明彦 「invisible ear」

"invisible ear"
Shiihara Tamotsu + Fujieda Mamoru + Inoue Akihiko


美術家・椎原守、作曲家・藤枝守、美術家・井上明彦の3人によるコラボレーション。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の『耳なし芳一』をテキストに、物語における寺と海の位置関係、盲目の芳一の感覚的世界とその身体の移動を、視覚的・音響的に構造化するかたちでインスタレーションを行なう。
 
CASO屋上に設置したビデオカメラによって CASOの前の大阪湾の海面をリアルタイムで映像化し、照明を消した自然光のみの展示空間に投射する。
投映面の壁には光センサーが埋め込まれ、波が生む光と影のたえまない変化が、空中に張られた2本の振動するワイヤーからふりそそぐ音響を微細に変化させる。音響は自然の中でフィールドレコーディングされたものを軸にして、一日の時間経過によりパターンをゆっくり変えていく。

昼と夕、晴れと雨など、時の推移や天候の変化と共にうつり変わる音と光のエーテル、その波動を受けとめるように、3mの正方形の垂直面、鉄の水平面、空中にうかぶ白い正方形群が静かに共振する。壁に揺れる夜の海面には、遠く壇ノ浦にうかぶ鬼火群がやってくるか。

出口には、次の原文の一節を地図とともに記した小さなカードが配された。

「その晩のことであった。芳一が寺を抜け出していくのが見うけられた。」


10月12日には、ハーンの研究者でもある比較文学者の西成彦氏(立命館大学教授)をゲストに迎え、レクチャーと座談会、また展示室と屋外の通路を結ぶワークショップを行なった。

企画:ギャラリーヤマグチ




開催期間
2002年9月21日(土)~10月13日(日)
開館時間
11:00~19:00(※月曜休館・最終日は17:00まで)
開催場所
SPACE B
展示内容
インスタレーションギャラリーヤマグチメディアアート映像立体音響
作家名
椎原保 SHIIHARA Tamotsu
藤枝守 FUJIEDA Mamoru
井上明彦 INOUE Akihiko
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020921invisible_ear2.jpg 椎原保 過去作品



展示風景

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素材:ワイヤー、鉄、 塩ビ板、木、磁石、スピーカ、コンピュータ、ビデオプロジェクターほか



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同時開催・椎原保展

スペースY(ギャラリーヤマグチ)

 2002年9月17日(火)-10月5日(土)
 11:00 - 19:00 日・月・祝休

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