展覧会情報 現代美術インディペンデントCASO展 2002

 2000年9月にオープンした民間最大規模の現代美術スペース「海岸通ギャラリー・CASO」は開館して2年近くになり、関西を中心とした内外の美術作家の展示紹介を積み重ねて、徐々に関西の現代美術シーンをリードしつつあります。
 こうした活動をさらに推し進めるため、誰でも無審査で自由に参加できる「アンデパンダン展」の精神を、この21世紀に新たな形で蘇らせたいと考え、「インディペンデントCASO展」を計画しました。
 参加者にはそれぞれ10mの壁面もしくは34㎡の床面が割り当てられ、その中を自由に使用して様々な作品を発表できます。参加者は若手を中心に、地域は関東から九州まで、年齢層も20歳代から70歳代までの作家が応募しており、作品傾向も写真、絵画、布、インスタレーションなど多岐に渡っています。
 この展覧会が現代美術の展開に一石を投ずることを念じております。

開催期間
前期 2002年7月2日(火)~7月14日(日)
後期 2002年7月23日(火)~8月4日(日)
開館時間
11:00~19:00(各期最終日は17:00まで)
開催場所
SPACE A, B, C, D
展示内容
インスタレーション現代美術インディペンデントCASO展立体絵画陶芸
作家名
前期作家
(2002.7.2-7.14)

中井浩史、中比良真子、
Art Production 美美、野口リサ、
山本亜紀、七海壽、塩田沙恵子、
西憲治、Andrew W.、笹田潤、
フクダマユミ、
野々村友美・井野戸美華、
上野須賀子、川嶋守彦、平田洋一


後期作家
(2002.7.23-8.4)

藤原翠、百田力也、宮崎泰彦、
GROUP/3 [夢限]、
西口慎太郎・川﨑輝彦・野田澤聡、
支離滅裂隊、阪口マサコ、山本高、
吉川舞、新谷麻木、
笹口悦民・YOKO・横浪修、
小林善隆、三好るり、
井上香織、祖父江佐弥子

 既成のあらゆる権威や名声、アカデミズムや商業主義の勢力に対峙して、芸術表現の自由と独立を高らかにうたった第1回「アンデパンダン展」は1884年パリで開催されました。そこに集まったメンバーはあらゆる美術組織やグループから独立した一人の人間として表現活動を行う画家、彫刻家などです。このアンデパンダン精神は、戦後の日本の美術界にも伝播し「日本アンデパンダン展」(1947~現在)、「読売アンデパンダン展」(1949~1963)、「京都アンデパンダン展」(1955~1990)などの発足につながっています。

 こうした活動をさらに推し進めるため、2000年9月にオープンした民間最大規模の現代美術スペース「海岸通ギャラリー・CASO」では、誰でも自由に参加でき、無審査で受賞制度のない「アンデパンダン展」の精神をこの21世紀に新たな形で蘇らせたいと考え、2002年に第1回「現代美術インディペンデントCASO展」を開催いたします。
 現代美術の可能性を信じ、それを志向する多くのアーティストの参加を期待します。



■ 現代美術インディペンデントCASO展 ■

主 催 現代美術インディペンデントCASO展実行委員会
後 援 大阪府、大阪市、朝日新聞社
会 期
   前期 2002年7月 2日(火)~7月14日(日)
   後期 2002年7月23日(火)~8月 4日(日)
   午前11時~午後7時 ( 7月14日、8月4日のみ午後5時まで)
会 場 海岸通ギャラリー・CASO (大阪市港区海岸通2-7-23 電話06-6576-3633)



■ 関連企画 ■

 出品者によるトークショー part1

  司会進行:林 泰子
  パネラー:前期出品作家の皆様

  2002年7月6日(土) 15:00-16:15 
  海岸通ギャラリー・CASO 2階ラウンジ(予定)

  参加費 1,000円
  終了後 16:30よりパーティー


 出品者によるトークショー part2

  司会進行:林 泰子
  パネラー:後期出品作家の皆様
 
  2002年7月27日(土) 15:00-16:15
  海岸通ギャラリー・CASO 2階ラウンジ(予定)

  参加費 1,000円
  終了後 16:30よりパーティー




展示風景

前期  2002年7月2日(火)~7月14日(日)
020702roomA.JPG SPACE A

020702roomB.JPG SPACE B

020702roomB-2.JPG SPACE B

020702roomC.JPG SPACE C




後期  2002年7月23日(火)~8月4日(日)

020723roomB.JPG SPACE B

020723roomD.JPG SPACE D

前期作家

中井 浩史

1984 京都教育大特修美術科卒
1986 神戸大学大学院教育学専攻科美術教育専攻修了
1987 第30回安井賞展
1995 第38回安井賞展
2000 兵庫県芸術奨励賞受賞

 個展(近年のもの)
1999 Gallery GustoHouse(神戸)
2000 ギャラリー北野坂(神戸)
   ギャラリーハンター坂(神戸)
2001 ギャラリー島田(神戸)


タイトル「Pages」「Stratum 02-01」
 画面に描かれた線や形、偶然のしみや色、貼り付けられた物体さえもが空間的に融合する瞬間を求めてその位置を探す。それが私にとっての平面造形である。
 言葉では表現できない根元的で官能的なある摂理をそこに垣間見ることができればと願っている。

中比良 真子

1979 滋賀県生まれ
2002 京都精華大学美術学部造形学科卒
   京都精華大学大学院芸術研究科造形専攻 在学中

 グループ展
2001 群馬青年ビエンナーレ(群馬県立近代美術館)


タイトル「OVER THERE」
 私が描いているのは、はっきりと見えないけれど確かにあるもの、ずっと同じさまで変わり続けるものです。

Art Production 美美

Art Production 美々は、劇団実作多プロデュースの美術全般、その他様々なイベントの美術関係の企画制作をしている。
代表:津田 沙織 ほか20代のメンバー10名ほど

舞台美術、衣裳、宣伝美術制作ほか活動歴
1998 「永久」
2000 舞台美術展「Life」
   「Rendez-vous」
   「Friday Moon Express」
   「The First Present」
2001 「孤島の碧空」
   「門」
   「The First Present 2001」
   舞洲フェスタ2001にビニールアートのパフォーマンス参加
2002 「星座監督」

ほか、「Art Plaza」を定期的に企画、美術を通じての交流を図る。
アート雑貨店エヒト/大阪本店にて出店


作品タイトル
「Where is our honey? Where is the queen bee?」

 蜂の世界は、限りなく人間世界に近い。全ての秩序と愛の世界。そして、女王蜂がいなくなると生活してゆけなくなる。
 私たちの女王蜂はどうだろう。

野口 リサ

1981 大阪に生まれる。
現在大阪芸術大学美術学科三回生


作品タイトル「存在の定義」
  視覚、または光に重点を置いた、空間を利用する作品。

人は観たり、触れたりしてそこにあるものの存在を認識する。というより、人の持つ五感を用いてそのものの存在感を高めていると言う方が相応しいかもしれない。
 様々な方法を用いてその対象の存在感を高めれば高めるほど、その対象が“存在”するという真実から離れていくのかもしれない。そのことは主体自身の“存在”にも関わってくる。
 主体が存在しないのか、その対象が存在しないのか。或いはどちらも存在しないのかもしれない。

山本 亜紀

1995 夙川学院短期大学美術科卒
1996 夙川学院短期大学専攻科修了
1997 夙川学院短期大学絵画研究生修了

 個展・グループ展
1995 4人展 茶屋町画廊(大阪)
1998 個展 信濃橋画廊(大阪)
1999 Furukawa Art Festival(熊本県立美術館分館)
2001 個展 信濃橋画廊apron(大阪)


タイトル「The Cosmos (rearrangement)」
 世界(宇宙)の構成要素となる原子。地球が出来、生物が生まれ、人間も原子から成り立っている。
 原子、分子が信じられないほどの速さで振動し、あらゆる事物を構成するにあたり、大きなエネルギーが生ずる様子、その原子の一瞬のエネルギーの流れを、宇宙的でメカニックな円形という広がりのある形で表現してみた。

七海 壽

1998 大阪芸術大学大学院博士課程修了
個展、グループ展 多数


タイトル「回天」

  「人間」「生命」「宇宙」および「科学」「非化学」の「平和的共存」
  「個」が存在する限り「時」は刻まれ「世界」は回る
  「特定の個」がなくても「時」は刻まれ「宇宙」は回る
  すべての「個」が無くなるとき「時」には刻む必要がなくなり全ては無
  すべてはつながり「世界」をつむぎだす。
  その「糸」に生れるか?「大縄」をつむぎだす小さな「糸」に生れるか?
  「糸」が「大縄」に生れることを嫌い「特定の糸」になれば
  「大縄」はいずれ散るだろう。
  「大縄」をつむぎだす小さな「糸」はすべてをつなぐ大切な「糸」

現代の個人主義的な作品の在り方に異を唱えつつ、芸術作品とは何か、また絵画は芸術作品になる得るのかを考察しながら制作する。作品形態もジャンルにとらわれず、額縁絵画形態も内包しつつ、それでいて壁面全体が作品として成立するような形態を目指す。

塩田 沙恵子

1980 生まれ
1998 京都市立芸術大学入学
2000 昭和シェル石油現代美術賞展 準グランプリ受賞 目黒美術館 (東京)
2001 個展 工房IKUKO( 岡山県・倉敷市)
2002 京都市立芸術大学美術科油画専攻卒業


タイトル「世界の終わり」または「love in side」

 人の感情はたとえ環境や生活、経験が異なっていたとしても、個人の感情をつきつめれば、それは普遍性を帯びる、と考えています。
 その個人的な、しかし普遍的なその矛盾をはらんだ感情を、絵画で視覚をとおしてどこまで、見た人に喚起できるか、をコンセプトに絵をかいています。

西 憲治

現在 京都市立芸術大学大学院在学


タイトル「room」「summer」「chain drawing」
  新しい視覚体験。これを軸に制作している。
  単なるオプアート的な視覚体験ではなく、心的な
  感覚を伴う「新しい視覚体験」を研究している。
  その心的な感覚というのは、普段の生活で人が
  モノ・ヒト・コトと関係を持つ時(そこには様々な決定、
  選択がある)、また繋がったと感じた時に経験する
  触覚的な感覚。この言葉にはできない、因果関係
  とでもいうのか大きな流れのようなものを再体験
  できるような作品を作りたい。
   「絵を描く」という意識で制作するのではなく、
  どのような印象、体験を表現できる平面作品を
  空間に存在させるかを考えてプランニング、ドロ
  ーイングをする。

Andrew W.

英国出身

1999年、大学院写真学修士プロジェクト、「Visions from Japan」を修めるため来日。花や数珠、コンビニ、スーパー、職人、プラスチックなど日常の日本の意外な美をとらえる。今回の作品は香港で撮られたもの。
大阪府立現代美術センター、ギャラリーJAFRO(京都)ほかで個展多数。写真家として活動中。


タイトル 「Trip 2 Kong」
コンセプト Photo documentary

笹田 潤

1980 三重県四日市市生まれ
1998 京都精華大学芸術学部造形学科洋画専攻に入学
2000 メキシコ・メキシコシティ・ENAPにてグループ展「ZERO」
2002 京都精華大学芸術学部卒


タイトル 「戦争を知らない世代の視点」

 「私はね、死なないために殺しをやっていたんだよ」
 「血だらけの友人は、私にピストルを向けて呉れと言ったんだ」
 この言葉は祖父の言葉である。
 戦争経験者の言葉は、私自身に圧倒的な圧迫感を与え、
 一方で、かすみゆき薄れゆく記憶にも繋がっている。
 記憶そのものの、見えにくさ故の視点は、
 経験者と未経験者双方の、感情・感覚が混ざりあう場所で
 あるといえる。
 現社会の風景と祖父の言葉の風景が混合する、かすみゆく記憶を
 私は視ている。

フクダ マユミ

1967年生
2000年 第3回西脇市サムホール大賞展 (西脇市岡之山美術館)
2001年 個展/ぎゃるりー・うー(大阪)
    Internatiol Group Show/Caelum Gallery,New York
    個展/ギャラリー白(大阪)
2002年 第4回西脇市サムホール大賞展 (西脇市岡之山美術館)


タイトル「去るあなた、見送る私」

-忘れていくもの-
 生きるとは、新しく何かを得ると同時に大切な何かも
 失ってしまう。
 失った心は何処に行くのだろうか。心の墓場に向かう
 のだろうか。

野々村 友美、井野戸 美華

●野々村 友美
1979 京都府生まれ
2001 成安造形大学造形美術科卒

 展覧会歴
2000 第53回芦屋市展(芦屋市立美術博物館)
2001 京展(京都市美術館)


タイトル「マル」
 線と色彩の重なりの中に切り取られたマルによって、
自分のいる空間と時間を意識する。



●井野戸 美華
1999 夙川学院短期大学美術科卒
2001 成安造形大学造形美術科卒
現在 夙川学院短期大学 研究生

 グループ展
1999 はずれ展 ギャラリー『モーク』(和歌山)
    ACRYLAWARD 1999 入選作品展(東京、大阪)
2000 第25回全国大学版画展(町田市立国際版画美術館)
2002 ノーマークpart2 ギャラリー千(大阪)


タイトル「層」
紙の重なりと線の重なりによる時間差と奥行き。

上野 須賀子

1981 愛知県一宮市生まれ
2002 名古屋総合デザイン専門学校 グラフィックデザイン科アートコース卒業
   現在同校アートコース専攻科在学


タイトル「楽園」

 制作の動機は、”楽園に住みたい”という気持ちから、自分のイメージとしてある”楽園”を創ってしまおうと思いました。制作を進めるうちに楽園というイメージのもつ別の面を想い始めました。
 お伽噺や伝説では、主人公は、結局、楽園を去ることになるというストーリー展開です。アダムとイヴは追放されて殺伐とした現実世界に堕されてしまい浦島太郎も寂しい現実へと戻されてしまいます。つまり”楽園”というものはとても危険な怪しさも同時にもっています。故に、自身を半ば現実に向き合わせるためにもこの楽園は、未完成(完成されない)であるべきなのです。

 インスタレーション作品でギャラリーの床面の面積に合わせてインスタレーションします。

川嶋 守彦

1968 京都市に生まれる
1991 大阪芸術大学美術学科卒業

 グループ展
1989 12人展 (大阪芸術大学情報センター)
1990 LONGHOT SUMMER 90 (ギャラリークオーレ/大阪)
1995 西脇市サムホ-ル大賞展 (西脇市岡之山美術館)
1997 アトリエシリーズ展 vol.8 個展 (西脇市岡之山美術館)
1999 京展1999(京都市美術館)

 個展
1993,1994,1995,1996,1997,1998,2002 信濃橋画廊(大阪)
1994,1996,1999 ギャラリーココ(京都)
1998 ギャラリ-アパ(名古屋)


タイトル「スクランブル日和」

 戦後、二発の原子爆弾の炸裂により歴史が気化した地、日本。
 すべてが、機能不全に陥った状況をインポテンツになぞらえ、「店舗」と「テント」の合成語でもある「テンポテンツ」。
 このばかげた、脱力する様な僕の作った造語とオブジェクトは、虚空に向かってスクランブル発進するオモチャを模した自衛隊機F-15Jと相まって、今、僕の立つこの地のスケッチでもあるのです。

平田 洋一

1936 尼崎生まれ
1957 大阪学芸大池田分校アトリエにて、同志2人と
   竹製マストの木製ヨットを制作。神戸港から夜間
   無灯火帆走し、入港中の汽船を40分停船させて
   叱責され、面目丸つぶれとなる
1964~ アローライン展、京都アンデパンダン展、現代
    美術の動向展、毎日現代美術展、ジャパン・
    アート・フェスティバル等で「ムシ」の連作を発表

京都ビエンナーレ展1972で「コレイガイノスベテ」発表、
「可能性の実験」展(信濃橋画廊、大阪)等で生命体をオブジェとして呈出。

他個展多数、現在宝島造形㈲を主宰し現代美術の造形などおこなう

パブリックコレクション 兵庫県立美術館


タイトル
  「ムシムシCASO うち 34°39′07N  135°26′27E」

作品環境の環境化。
今回は作品(複数の長円形の黒い物体・・・ムシ)を環境(CASO)に取り付け、環境(CASO)自体を作品化する。

後期作家

藤原 翠

1974 生まれ
1994 夙川学院短期大学美術科絵画コース卒業
1995 夙川学院短期大学美術専攻科修了
2000 夙川学院短期大学研究生修了

 個展
1998,1999,2001 ギャラリークオーレ(大阪)
2000 信濃橋画廊(大阪)
2001 吉原治良賞美術コンクール展(大阪)
   明日をになう西宮の作家展(西宮)


 毎日の生活の中で、何気なく目に入ってくる木。
 私たちの時間と同じように、木にも時間の経過があって、その変化を目の前に示してくれます。
 時間の経過、成長の跡、空を探りながら伸びてゆくこと、木の枝を見ていると人が生きることと同じように感じます。
 十字をつなげ、形を作ってゆくことは、木の枝が伸びてゆくことに似ていて、探りながら形が出来上がります。必ずどこかとつながらなければ進むことはありません。そこに何かあるのかな、と思いながら作品を作っています。

百田 力也

1928 大阪市生まれ
1998 制作を開始
1999- 芦屋市展
1999- 全関西美術展(1999,2001 佳作賞)
2000 美浜美術展(福井県知事賞)
2001 吉原治良賞コンクール展(大阪府立現代美術センター) ほか

タイトル いまあるがまま―心の軌跡―


 心の柔軟性と自由性を求めて、周囲にこだわらず、抽象画の世界に生きたい。
 作品は、心の動きを素直に受け止めた線描が中心である。描線は様々な様相を呈し、交差し繋がり形になったりする。しかし、これらは最初から意図したものではなく、むしろ結果的な所産である。
 作品は、2001年から2002年に制作したものから選出した。素材・材料は綿布にゼッソおよびメデュム等である。

宮崎 泰彦

1955 愛知県知多郡横須賀町(現東海市)生まれ
1972 長三賞陶芸展 長三賞受賞

 近年の展覧会
2001 第69回日本版画協会展(東京都美術館)
   第2回あおもり版画トリエンナーレ展(青森市民美術展示館)
   個展「緑のペストシリーズIN不知火町」(不知火町立美術館、熊本)
   個展「緑のペストシリーズ 酸性の雨・黒雨Vol.1」(刈谷市美術館、愛知)
   個展「緑のペストシリーズ 酸性の雨・黒雨Vol.2」(ギャルリーデコ、名古屋)

 パブリックコレクション
国立シルパコーン大学(バンコク、タイ)
バルセロナ大学(バルセロナ、スペイン)
国立中央美術学院(北京、中国)
オアハカ市立ルフィーノ・タマヨ美術研究所(オアハカ、メキシコ) ほか


 酸性雨を表現。夜の酸性雨の中に歩くような大画面。

GROUP3/[夢限]

1998 第1回グループ展 天理道友社ギャラリー
2000 第2回グループ展 天理道友社ギャラリー
2002 第3回グループ展 大阪府立現代美術センター


 宇宙からのメッセージ、人類に対する宇宙ウィルスの挑戦、現代の造形コンピュータの破戒を実行している、宇宙人たち・・・空白が広がる現代文明。
 夢と思っていたものが現実と現われ、もはや三名の夢が破れ限界が来たのだろうか。
 宇宙ウィルスは限界を楽しんでいるのだろう。

●さとう みちこ
 全関西展、御堂筋ギャラリー展、京展、美浜展、ほか
●いつさき いつこ
 日本陶芸展、朝日陶芸展、京展などで賞、入賞
●奥田 勝太郎
 個展、天理ビエンナーレ、東急ハンズ大賞展、ほか

西口 慎太郎

1981生まれ  大阪芸術大学在学
2001 全関西美術展入選

ぼくが常に感じていることは、見えないものの中にある存在感をどう表現するかということです。それは、人の感情であったり自然の神秘性であったりします。

川﨑 輝彦

1980生まれ  大阪芸術大学在学

具象や抽象にとらわれず、私が絵画に感じる魅力や面白さの追求を表現した。

野田澤 聡

1981生まれ  大阪芸術大学在学 版画専攻

年を重ねるにつれて感じるようになった、人間の二面性や仮面性の違和感を作品コンセプトにしている。

支離滅裂隊

メンバー:
岡山弘、金田英士、末森愛、坪井愛子、矢野忍武、米山勍司


ズバリ牛でしょう。画里五里具里五里。5時起きだもんに、
あー腹減った。☆目標・窃盗犯、構築された精神分裂病、
ヒップホップ、ずる賢いバスキア、日本の若い円狙い・
情報圧縮コラボ、過保護的な社会が生んだ退屈な世界、
そして軟弱と化した精神はスリルを求めることだろう。
この欲求を、非現実的なスリルとしてイメージの中で可視化し、
ただ表現すればいいのだ。
その一つの表現手段が「芸術」だと思います。
ただ思い付くままに描きキってしまおう。
うるさい奴にはナスビを突っ込んだら収まるだろう。
そしてまた描けば済むことだろう。

阪口 マサコ

1967 大阪生まれ
2001 個展 (&'s Gallery、大阪)
2002 個展 (SUMISO、大阪)

タイトル:ONE


-自由に生きようとすると不自由さに阻まれる?-
「皆」って誰?「普通」って何?
あなたが思っていることは本当は思い込まされているの
かもしれない。
あふれるメディア、多数意見による洗脳。
無知による偏見や差別は何も生み出さない。
たとえ未知でも違いを受け入れられる寛容さを持ちたい。
そして自由を盾に自ら壁を作らない。
真実を見つめる眼力を持ちたい。

山本 高

2001年 嵯峨美術短期大学 版画科卒業
現在 京都嵯峨芸術大学短期大学部専攻科 混合表現コース 在学

タイトル:  goes to the scene


  窓ガラスごしに見た現実の風景は、私の視覚と思考の
 間に特異な関係性を生む。映り込みと向こうの景色という
 複合した形の風景は、 実在のものだが存在感を失い、
 頭の中の記憶(イメージ)像の世界へと移行していく。
 暗闇、影なども同じように、現実⇔記憶像の行き来の
 作用を発生させる。それはまた、私と世界との関係をつな
 ぐ実感として取りぬかれる。
  現実世界から垣間見る、白昼夢のワンシーンを表して
 いきたい。

吉川 舞

嵯峨美術大学 版画科卒業
成安造形大学 洋画科編入学 現在4回生
2001 全国大学版画展出展


コンセプト:  存在を深くすることが現実
 浅く実在することが非現実
 そして浅く存在する世界こそ私自身
 壁との関係
 地上との関係
 そして物を見るとき、面や線、色、形
 それが前なのか後ろなのか解らない状態
 そしてある一定の時間のずれ
 停止
 流れ

新谷 麻木

大阪芸術大学在学(陶芸)

タイトル:カオス


-回路-
素材の視覚、触覚を見出すため、土へ押す、突く、くっつける、刻み込むという素材を生かした技法で形全体を埋め尽くします。
私は土の姿を見せたいというのが第一にあり、この技法は土と遊んでいたときに発見したものです。
形は棚田のイメージから来ており、私のコンセプトでもある、陶の内部と外部の関係性の面白さが今回の作品に影響を与えました。

[impression-印象] 笹口 悦民

1970 生まれ
1992 法政大学経済学部卒
   その間マガジンハウスBRUTUS編集業務に携わる
1992 安部英知氏に師事
1996 独立

現在、国内外のファッション誌、CDジャケットおよび広告で活動中。
シャープでクールな写真は雑誌、美容業界においても評価が高い。


  めまぐるしいスピードで変化する世界。
  その中で東京という街にスポットを当てて、私達の未来を見よう。
  色々なところに、美しさを発見できるかもしれない。

[impression-印象] YOKO

1967 生まれ
1984-1987 無名塾(仲代達矢主宰)入塾。俳優としてTV、舞台に従事
1988 渡米、NEW YORK大学写真学科B.F.A入学
1990 PARSONS SCHOOL OF DESIGN 写真学科へ編入
   その間GALLERY91(NY)でアシスタントとして師事
1993 帰国後独立

現在、ファッション誌、CDジャケットおよび広告で活動中。
ハワイ、バリ島で撮影された今回の写真はYOKOの持つ個性的な色彩感覚で展開された。2000年ネイルアート写真集を手がけている。


  生きていると、色々なことがある。
  つらいことなんかも、ある。
  そんな時、いつも写真が私を救ってくれた。
  私は光が、風が、太陽の香りが大好きだ。
  自然たちの強さと優しさと、そして私の想いとのコラボレーション。
  日々の生活で疲れてしまった 皆の心に
  暖かく、やさしい風を贈りたい。

[impression-印象] 横浪 修

1967 生まれ
1987 ビジュアルアーツ専門学校卒(大阪)
1989 文化出版局写真部入社
1990-1993 中込一賀氏に師事後、独立

現在、ファッション誌をはじめ、CDジャケットや広告で活躍。
モデルの表情やポーズに躍動感がある写真は既におなじみ。
1999年、写真集 [Mariko] 新潮社より出版。


  曇りか雨の多い日本海で生まれ育った僕。
  いつも《陽》の気持ちで物事を見ているけど、
  心の底にはどこかで《陰》の部分も存在する。
  陰と陽の狭間が好きだ。その狭間を表現できれば。

小林 善隆

1956生まれ

 主な個展歴
1981 ギャラリー紅(京都)
1984 神戸現代美術ギャラリー(神戸)
1985 RII(京都)
   靫ギャラリー(大阪)
1991、1992,1995,1999,2000,2001,2002 番画廊(大阪)

 主なグループ展
1980-1984 京都アンデパンダン展(京都市美術館)
1993 '93兵庫の美術家(兵庫県立近代美術館)
1999,2000 国際インパクトアートフェスティバル(京都市美術館)
2000-2002 グッドアート展(京都市美術館)
2001 「SEOUL PEACE 2001」(ソウル、戦争記念館)

タイトル「私的な庭02-2」


 見る人にイメージを強要しない、気楽にくつろげる空間を示した。絵画的空間、絵画から飛び出した空間、見る人も含んだ現実の空間を自由に出たり入ったりし、その違いや曖昧さを楽しんでもらえたらと思う。
 ドットのある変形パネル、ドットそのものが飛び出したもの、警告サインのようなバーなど。それらは「庭」の石や木のようにそれぞれの場所で自律し、また、相互に緩やかに作用しあっている。見る人やギャラリーの中の他のモノ、壁や床とも作用し合って一つの新しい「庭」ができないかと考えている。

三好 るり

1961生まれ
女子美術大学卒業
九州産業大学大学院修了

主な個展
2000 ギャラリーとわーる
   ギャラリー獏
   福岡市中央区役所
   アミカスギャラリー

主なグループ展
1998 福岡市美術館
1999 アミカスギャラリー
2000 女子美術大学同窓会福岡支部展(福岡市美術館)
2001 ギャラリー風アミカスギャラリー


瓏(ROU)-風の音、鈴の音

 今までの活動では、主に和紙を使いテンペラ画での表現であったものを、硬質の画面を飛び出し、もっと伸びやかに、もっとふわりとたなびくように、大画面化させてみたいと試みています。

 「瓏」は、風の音を言語化した文字です。
 金、銀箔を紙や布や砂の上に貼り、レリーフとして浮き出し、一つの作品の中に、時間の流れや空間によって違った表情を見せる光の演出を図っています。そしてテンペラ画の顔料の発色の強さは、金、銀箔と調和しとても豊かな旋律を奏でてくれます。
 エスキースはあくまで具象です。しかしながら、発表する作品は抽象になってしまいます。具象は、私の想像力を制限するものであって、より多くの対象を取り込みたいという貪欲な精神が働き、対象の心理を追究するが故に幾何学文様の丸や図形の重列が出来上がります。作品がその形象にとらわれず、私の吸収したものを反響しつつその波動が見るものへと鮮明に伝わってゆくことを望みます。
 私を取り巻く風は報道が伝える世の中のニュースです。また、私の中にも、日常の細々したことによって風が起こります。どちらの風の音色も、高く低く主旋律を豊麗にし、画面上の森羅萬象を吹き抜けているのです。どうぞ私と共に「瓏-ROU」の交響曲を鑑賞してください。

井上 香織、祖父江 佐弥子

●井上 香織
1978 新潟生まれ
2002 大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コース卒
現在 大阪芸術大学大学院芸術制作研究科1回生


 幼い頃大好きだったものや、経験によって蓄積されてきたナニカ。
 それは無意識に集められた音や色や味、そしてにおいや形などの記憶のカケラになった。そして私の記憶の中からそのカケラ達をかき集め、感覚的に生まれるものを形にする。
 決して私の意識では知らないものまで、体は感じ取り、感覚的にいつかどこかで感じ取ってきたものを手に伝え、手は動く。
 そして土という素材を通じて形を生み出す。


●祖父江 佐弥子
1979 大阪生まれ
2002 大阪芸術大学芸術学部工芸学科陶芸コース卒
現在 大阪芸術大学大学院芸術制作研究科1回生


人の中にある無意識という感覚
無意識と意識は紙一重である
土というのは、手の中で無意識に触っていることが多い気がする。その感覚を土という素材で表現している。土という素材は柔らかさや鋭さぬくもりもある。頭の奥にある感覚(視覚、触覚)を人に伝えたいと思う。

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